2013年10月1日火曜日

2013年千葉市民大会総決算号

皆さん、お元気ですか、レッドスターです。
先日、園生ファミリーズの千葉市民大会における試合が全て終了いたしました。
春季大会・優勝、秋季大会・準優勝という素晴らしい成績でシーズンを終えました。
 
園生ファミリーズに入部し
本年、Aチームは3部降格という出来事に直面してしまいました。
2部昇格という重い十字架を背負うことになった現Aチーム執行部の方のプレッシャーは
相当なものだったと思います。
 
春の大会初戦、先発の七色エースが好投していたのですが
2安打で2失点というアンラッキーな流れを変えるため
監督はピッチャーをGMエースに替えました。
2対2の試合は、ここから動き出し
満塁のチャンスで代打・松陰さんのタイムリーで勝ち越し
勢いにのったチームは、得点を重ね、結果的に7−2という完勝を収めました。
苦しい試合をベンチワークと選手が一丸となり、ものにしたナイスゲームでした。
 
準決勝・決勝は春季大会というには
ほど遠い夏真っ盛りの7月7日・七夕決戦となりました。
 
準決勝は、慎重に試合を運びながらも
点を積み重ねていく理想的な形で、決勝に進出しました。
エネルギーの消耗をなるべく少なくしようと
Zチーム・柏台リーグの全面的な協力を得て
ほぼ完全に近い状態で決勝戦に臨むことができました。
 
決勝の相手は、手ごわそうだという予感が当たりました。
初回、相手のミートバッティングにしてやられ6点を失いました。
 
七色エースの球がことごとくジャストミートされている。
信じられない光景が広がり、自分は浮足立ちました。
動揺していました。
声が出ない・・・。
 
監督がタイムをとり、内野陣がマウンドに集まりました。
「お前ら、まだ1回裏の攻撃をしてないんだから、大丈夫だよ。気持ちをラクにしろ」
そんなことを言っていた気がします。
確かに、後攻の利で、まだウチは攻めていないんだった。
何となく気が楽になり、追加点を防ぐことができました。
 
決勝戦、自分は3番を任されました。
監督からは繋ぐ3番でいいんだよと言われていたので
いつも通り、1番バッターの時と同じことをしました。
おそらく、相手は3番ということでヒッティングの可能性が高いと思ったのでしょう。
セーフティーバントが決まりました。
1回裏は2点を返せたのかな?
とにかく点差を詰めることが出来ました。
 
2回から七色エースのピッチングが豹変しました。
ストレートと変化球を駆使して、相手につけ入る隙を与えません。
打線も徐々に得点を返し、ついには相手のミスに乗じて逆転しました。
 
この日、自分はセカンドを守りました。
前もって、監督から打診がありましたが
仕事は二つだけ『体で止めてくれ』『声を出してくれ』
何ともシンプル、それなら出来るかもと思えました。
 
ランナーがいる時のキャッチャーの送球カバーと
三遊間ゴロのファーストベースカバーも出来るかなと思いました。
 
あとは、スローイング。
昔、セカンドを守っていた時
左打者にセカンドスラップを仕掛けられて
思い切り前進して、トススローでアウトにしたことがあったよな
体全体でトスすると速くて、長い距離がほうれたことを思い出しました。
 
だから、この試合
体で止めて、一塁へはトススローで行こうと決めていました。
体より右側の打球は、ワンバウンドスローで行こうとも決めてました。
 
追われる立場となり苦しい展開となった決勝戦の終盤
監督が、この試合2度目のタイムをとりました。
「このバッター、敬遠でいいぞ」
初球、ストライクが入りましたが
きわどい所を続けたので、結果、フォアボールとなりましたが
次打者をアウトにして、ピンチを切り抜けました。
 
灼熱の太陽の下
本当に苦しいゲームでしたが
勝利をつかみ、自分にとっては、3年ぶりの優勝を味わいました。
 
整列が終わってベンチに帰ると
監督が自分の尻をポーンと叩いてくれました。
 
周到な準備と三手先を読む洞察力
試合中は常に冷静で悲観的にならない精神力。
これが『采配』というものなのか。
 
自分も、いろいろな監督のもとでプレーをしましたが
徹頭徹尾、妥協なく、勝利を目指し、非情になれる監督には
初めて出合いました。
 
そんな監督も試合前は、浅草ロック座の前座のコントみたいなことを
ずっとしゃべっている、ひょうきんな親父さんです。
あれは、緊張をほぐすためなのかなあ。
いや、あのコントは、趣味なんだろうなあと感じた自分でした。